エグゼクティブを対象とした「箸道会食術講座」が6月21日銀座木挽町の料亭「朝川」で開催されました。今回の鉢肴(はちざかな)*注は、広島県大田川産の天然鮎でした。その骨抜きに挑戦です。
*注:鉢肴(はちざかな)とは焼き物のことです。
エグゼクティブを対象とした「箸道会食術」は、会食のマナー教室ではありません。あくまで、ビジネス上での接待や会食の場面を意識して、いかにスマートな会食術を会得するかというのが目的です。
今回の講座ででてきた焼き魚は、6月1日に解禁となった天然物の鮎の塩焼きでした。
まだ、成長の過程なので若干骨が柔らかめとのことでしたが、鮎の骨抜きを勉強しました。
みなさんしっかり習得されていました。
<鮎の骨抜きの手順>
1.ヒレを全て取り、右上にそろえておいておく
2.懐紙あるいは左手で頭を押さえる(手を使った場合は、あとでおしぼりを使います)(写真1)
(写真1)
3.身の部分を箸で上からおさえつけるようにする(写真2)
(写真2)
4.魚を起こし背の部分から箸で上からおさえつけるようにする(骨の周りに空洞をつくる)(写真3)
(写真3)
5.頭から骨を抜く場合は、尾びれの部分を折る(写真4)
6.尾から骨を抜く場合は、頭をきっておく(写真4)
(写真4)
7.頭(あるいは尾)からそっと骨を抜く、そして上部に置く(写真5)
(写真5)
うまく骨が抜けました。