「主婦有美子の食育日記90」
大根を買うと、葉っぱの部分はお味噌汁に入れたり、炒めてご飯にのせたりと残さず使っていましたが、こういうのを「すたれもの料理」って言うんですね。
「すたれもの」とは、12月21日の朝日新聞のコラム天声人語によると、廃れもの、つまり普通なら捨てるものを生かして使う料理のことを言うのだそうです。
コラムの中にいくつかの例が紹介されていましたが、これは私もやっているよなぁというものから、ここまではなかなか真似できないというものまでありました。
「廃れもの」といえば、結婚したばかりの頃、私の住んでいる市でゴミの有料化が始まり、ゴミを減らさなくちゃと意気込み、大根や人参の皮を一生懸命集めてみたけど、なかなか使う量まで集まらなくて結局捨ててしまったなんてことがありました。そのときは皮を厚めに切って使うなんてことはこれっぽっちも頭になく、ピーラーで薄く切ってたっけ・・・
そんなかわいい時代から10何年・・・今は皮はむいたらぬか床へ。代わり映えしないけど、めんどくさがりの私にはぴったりな方法です。
<食と生活ラボ・きゃりあ塾 加納有美子>