「主婦有美子の食育日記94」
2月3日は節分。「豆まきするから豆買ってきてね!」とやけに張り切る年女の娘。
忘れずに買ってこなくては・・・
節分とは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分が立春の前日をさすようになったのは、冬から春になるこの時期を一年の初めと考えたからで、立春を新年と考えれば節分は大晦日にあたるので、前年の邪気を祓う意味も込めて、追儺(ついな)の行事が行われます。そのひとつが「豆まき」です。
毎年あちこちから聞こえる「鬼は外!」の声に、日本人にはすっかりお馴染みの伝統行事の一つになっています。
豆まきのほかにも最近、関東でも定番になりつつある「恵方巻き」。巻き寿司は「福を巻き込む」、切らずに食べるのは「縁を切らない」、具材は七福神にちなんで「七種類」ということですが、昨年私が作った巻き寿司は、たしか具材が4種類くらいだったかも・・・しかも食べやすいように切ってるし、本来の意味をまったく無視しています(汗)
さて、豆まきがすんだ後は1年間無事に過ごせるように願いながら、自分の年齢より1つ多く豆を食べるそうですが、そろそろ食べきれなくなりつつある年齢。娘は「たくさん食べられていいね。」といいますが、10歳くらいならいつでもあげるよと、年々増えていく豆の数を見ながらしみじみ思うのでした。
<食と生活ラボ・きゃりあ塾 加納有美子>