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テーブルマナーはコミュニケーションの始まり
「食育講座 シリーズ3 おいしくいただくために シリーズ最終回」

 食事は空腹を満たす、栄養素を補給するためだけのものではありません。誰かと一緒に食事をすることで、コミュニケーションをとり、人間関係を円滑にしたり、感謝の気持ちや愛情を育むといった人間性を豊かにする場でもあります。
周りの人に不快な気持ちを与えないということが、おいしく楽しく食事をいただくための最低条件です。不快な気持ちを与えないためには、「相手を理解する」、「相手を思いやる」ということが重要です。
これがマナーやエチケットの基本でもあります。

■マナーとエチケット
 マナーとエチケットはどのように違うのでしょうか。決められた定義はありませんが、一般的に「マナー」は食事における立ち振る舞いや作法のこと、そして「エチケット」は、一緒に食事をしている人たちに不快な思いをさせないための心配りや気配りから来る行動や態度のことです。
「マナー違反」という言葉があるように、マナーは一種のルールのようなものです。しかし、このマナーも食文化や食習慣などによって違いがあります。
エチケットは周りの人たちに不快感を与えないだけでなく、一緒に食事をする人たちと楽しい時間を過ごせるようにするという姿勢も含みます。

■会食時のマナー
 さまざまな料理をいただくときの共通のマナーとして、?会食者おあいさつをしっかりとする  ?食べるペースは周りの人に合わせる ?楽しい会話をするように努める  ?食事の味や香りを台無しにするので喫煙は控える ?携帯電話は切っておくかマナーモードにするといったことがあげられます。

1.和食の席での基本マナー
服装:
あまり肌を見せない服装とします。座敷の場合もあるので座りやすい服装にします。また、和食は季節の香りを楽しむ料理でもあり、香水は控えめに
上座:
床の間を背にする位置が上座となります。そして、入り口に近い席が下座です。
器:
持てる器は持つようにします。器を取り上げるときには箸を置いてから両手で取り上げるようにします。そのあと右手を放し、左手でしっかり持ってから箸を取るようにします。
持つ器・・・しょうゆ皿、前菜や漬物の器など小さいものは持つのが基本、小さいお重、どんぶり、ご飯、汁椀
持たない器・・・刺身や天ぷらなどの盛り合わせ、大きな鉢や椀、重箱など
懐紙:
懐紙はナプキンと同じ役目をします。和食では、口元や、箸、グラスを拭く、焼き魚の頭を押さえる、食べ残しを包む、小皿の代わりの料理を受ける、汁をこぼしたのをふき取るといった使い方があります。
席で:
○箸の使い方に注意します。
○割り箸は両手で水平に持ち、上下に割るようにします。箸を縦にもって左右に割るのは縁起が悪いとされます。上部を口にくわえて上下に割るのは論外です。また、割ったあとに、両方の箸をしごき合わせるのも見栄えがよくありません。「ササクレができるような質の悪い割り箸」と言っているようなもので主催者に失礼です。
l〇おしぼりは、手を拭くものです。おしぼりで顔や首筋、テーブルなどを拭くのはいけません。テーブルを拭く場合は、係りの人に声をかけて、布巾で拭き取ってもらいます。
〇吸い物をいただくときは、左手でお椀をしっかり持ち、右手でふたを取ります。ふたは、裏返してお椀の右側に置きます。
〇尾頭付きの魚をいただくときは、表身を食べたあと裏返して食べないようにします。中骨をはずして残りを食べるようにします。
l〇お酌を受ける時は、杯を右手に持って左手を底に添えます。飲むときも左手を底にあてて飲みます。 お酌をするときは、とっくり徳利を右手で持ち手の甲が見えるように、左手をそえて「どうぞ」と声をかけて注ぎます。
〇空いた徳利を倒しておくのは見栄えが悪いので、係りの人に提げていただくか、立てたまままとめて置くようにします。

2.洋食のマナー
服装:
レストランのディナーでは肌を見せる服装でも構いません。また、上着着用のレストランや、Tシャツやジーンズは不可というレストランもあります。カジュアルでも問題ない店もあり、TPO(注)に合わせた服装を考えます。
お店では:
クロークに大きなバッグやコートなどを預けます。貴重品の入ったハンドバックだけ席に持っていきます。席へは係りの案内に従っいます。
上座:
ダイニングルームの場合は、入り口から遠い壁側の席が上座となります。庭がよく見える席や高層ビルなどで夜景がきれいにみえる場所も上座となります。
席で:
〇椅子への座り方は、椅子の左から入って、左から出るのが基本的ルールです。
〇ナプキンを膝にかけるタイミングは、特に決まりはありません。着席をしてすぐでも、オーダーをしたあとでも、飲み物が来る直前でも構いません。ただし、慌ててかけないように注意します。
〇中座する場合は、ナプキンを軽くたたんで席の上に置くか背もたれにかけておきます。
〇ナイフ・フォーク・スプーンは外側から中に向かって使うようにセッティングされていますので、そのように使います。
〇お皿類を手で持って食べないようにします。
〇フォークを落としたり、グラスを倒してしまったような場合は、自分で拾ったり拭いたりせずに、係りの人に声をかけます。声をかけるときは、大きな声で呼ぶのではなく、手を上げるか目で合図をします。
〇食事は、音をたてて食べないようにします。また、大声でおしゃべりはしないようにします。
〇ワインを注いでもらうときは、グラスはーブルにおいたままで注いでもらいます。注ぎ終わってからグラスを手にするようにします。

注:TPOとは『時(time)と場所(place)と場合(occasion)のことです。

3.中国料理のマナー
中国料理は円卓で大皿に盛り付けられた料理を取り分けて食べるスタイルが一般的です。
上座:
出入り口から一番遠い席が上座となります。出入り口に近い位置が下座。配膳にわずらわされないような場所が上座です。
円卓:
〇円卓を回すときは、周囲をよくみて、誰かが料理をとっていないか、取ろうとしている人がいないことを確認します。また、大皿や箸、ちりれんげがはみ出してないかを確認して料理をこぼさないようにゆっくりと時計回りにまわします。必ず時計回りにしなければならないということではありませんが、少し回してまた戻すというような回し方は避けるようにします。
〇主賓から料理をとっていただき、先に取った人はつぎの人のために円卓を回してあげるようにします。 〇食べ終わったお皿を円卓にはもどさないようにします。
〇料理ごとに取り皿を変えることでも構いません。そのために取り皿が用意されています。
〇取り皿はテーブルにおいたままで食べるようにします。手に持って食べてはいけません。スープを飲むときも器は手に持たずちりれんげを使っていただきます。
〇料理を取るときは、人数と料理の量を配慮しながら控えめに取るようにします。

4.立食パーティーでのマナー
服装:
立食パーティーの場合は立食であることと料理を取りにいく、場所を移して会話をするなど動きますので、動きやすい服装を選びます。主催者からの指定がない限りフォーマルの必要はありません。
会場で:
〇クロークに大きい荷物やコートを預け会場には持ち込まないようにします。
〇会場内に椅子(注)がおかれていてもそこに大きな荷物を置いたり座り込んで食事をしないようにします。
〇場所を移動しながら、多くの人と歓談するようにします。立食パーティーでは、食事をするというよりも、多くの人と会話を楽しむことがマナーともいえます。
〇立食パーティーでは、入り口付近、バー(飲み物カウンター)の前、料理テーブルの前には立たないようにします。会場に出入りする人や、飲み物や料理を取りにきた人の迷惑にならないようにします。
〇料理を取る時は、自分の分だけにし、しかも食べ残さないように少なめに取ります。一度にたくさんの料理を皿に盛り付けないようにします。
〇冷たい料理と温かい料理を同じお皿に取らないようにします。また、ソースが混ざらないようにします。
〇一度使った皿を使うのは避けて、新しい料理を取る場合は、新しいお皿を使います。
〇グラスを持つ時は、水滴が落ちないように、紙ナプキンで包むようにして持ちます。
〇スープやソース類のような汁物を持って歩く時は、周りの人に気を配ります。「失礼します」「後ろを通ります」と声をかけると未然に事故を防止できます。
〇食べ終わった皿は料理用のテーブルには戻さずにサイドテーブルに置きます。
〇主催者のあいさつのときは、飲食やおしゃべりをやめて話を聞くようにします。
〇料理用テーブルの上にハンドバッグなど物を置かないようにします。
〇お開きになり退出する場合は主催者やスタッフにあいさつし、お礼を述べて引き上げるようにします。

(注)立食パーティーの会場に設置されている椅子は、年配者や体の不自由な人が休憩を取るためのもので、そこに座って食べるためのものではありません。

次回から新シリーズ「食品とは 全9回」が始まります。シリーズの第4弾です。お楽しみに。

(牟田実の食育講座 25)

2007.08.27 22:44:46 | きゃりあ塾 | コメント (0) | トラックバック (0)

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