最近の通販カタログや広告をみていると、「今なら送料無料」、「2個以上お買い上げの方送料無料」
「とくとくコースをお買い上げで送料無料」
この「送料無料」とあると、買ってみようかなと思う人も多いのでは・・・
2009年の通販事象規模は6.7兆円(2009年経産省)毎年二桁の伸びを示しています。
今後ますます伸びることが予想されます。
ある洋菓子の広告では、2個以上お買い上げで送料無料というのを例にとってみると、1個プラス送料は2個買うよりも安い。
しかし、送料を考えると2個目はかなり割引が大きく見えます。ちょっと高くても、2個買った方が
割引率は大きいなと感じる仕組みになっています。
化粧品、サプリメント、健康食品といった通販の定番もほとんどが何らかの形で「送料無料」サービスとなっています。
また、「今だけ」とか「6月いっぱい」とかの条件付きで、買おうか買うまいか迷っている人の背中を押しています。
商品の直接割引よりも送料無料とした方が、商品に対する買う側の価値やイメージは下がらない。
送料は商品代金に含まれていると知っていても、「送料無料」といわれると買ってみようかなという気持になるのは不思議です。