昨日都内のスターバックスで知人と打合せをしました。
私は、本日のコーヒー(ドリップコーヒー)を注文しました。 お金を払い、おつりとレシートを受け取る時に、お店のスタッフから、「このレシートをスターバックスのお店に本日中にお持ちいただければ、ドリップコーヒーホット・アイスどちらでも100円でお楽しみいただけます」
といわれました。
私は、単純にサービス券みたいなもんだなと思いましたが、打合せした知人に、これに関して次のことを教えてもらいました。
京都で東京行の新幹線に乗る時に、スターバックスでこのドリップコーヒーを買って車内に持ち込みました。東京に着いて、打合せのために、都内のスターバックスに入ったそうです。
そういえば100円で飲めるレシートがあったなということで、ドリップコーヒーを100円と一緒に注文したところ「ご出張お疲れ様です」と言われたとのこと。
きっと言われた方はビックリしますね。でも考えてみればレシートにはお店の名前が書いてあるのでわかります。
もし、ラフな格好をしていたら「ご旅行ですか?」とでもいわれるのでしょうか。
こうしたちょっとしたことが付加価値をつくるんだなとあらためて感じました。
先日自宅そばのスーパー(この店はすごい繁盛店です)で開店前の朝礼をやっていました。
中の様子がうかがえたのでそれとなく見ていました。
スーパーの朝礼というと、大きな声で、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と唱和するのかなと思っていました。
店長らしき人が、「こういう事例がありました。皆さんはどうすればいいと思いますか?」と問いかけていました
そうすると数人が手を挙げて、「こうしたらどうでしょうか?」「こんな方法があると思います」といった会話をしていました。
マニュアルでなく、自分で考えさせるということなんだなと感じた次第です。
基本となる軸さえしっかり守っていれば、自分で考えて行動するということは、大きな付加価値を生むということを実感しました。
この基本となる軸とは、お店の理念のようなものです。
たとえば、「お客様に安全に楽しくお買い物をしていただく」とか「お客様に安心でおいしいものを提供する」など。
先日83歳になる母がこのお店でレタスを買いました。一人暮らしなのでレタス1玉では多すぎます。
そこで、売り場の人に、「レタスを買いたいけれど1玉では多すぎる」と話をしたところ、お店の人がそのレタスを奥に持っていき、半分にカットしてくれたそうです。しかも値段も半額にして。
キャベツやダイコンなどでは半分というのは見かけますが、レタスはカットすると色が変わったり、傷みやすくなるのであまり聞いたことがありません。たぶん、残りのレタスは商品としては価値がなくなったと思います。
しかし、確実にお店のファンをひとりつかんでいることは言えると思います。
スターバックスの話に戻ります。私はそのあと、違うお店に行き100円でコーヒーをいただきました。