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倉敷市の食ライフクリエイター山本麗子です。スーパーの生鮮担当者をしています。
ただいま、節分の準備に追われています。
節分といえば、いわしと恵方巻き。いわしの煙で邪気を払う、というのはほぼ全国的に認知されていますが、山口県・九州北部・四国の一部では、いわしとくじらを一緒に食べるという風習があります。 くじらを食べるのは「大きく育て」という意味からです。以前は山口地区のみの催事として扱われていましたが、ここ数年の間に広島・岡山でも節分くじらを扱うようになりました。また、北陸地方では鯖も食べるそうですが、これも岡山名物の鯖姿寿司とあわせて販売するようになってきました。
恵方巻きはもともとは関西圏・中四国(元は大阪)の習慣でした。
5?6年前までは九州でもあまり認知されていなかった記憶があります。それも、ここ数年の間にコンビニの介入で全国的に認知されてきました。他にも豆まき用にに落花生(東北地方の習慣)を販売するようになったり、恵方巻きもどんどん大型化してきたり、あらゆる販売チャンスを逃さないように、年々、全国のあらゆる情報が入ってきています。
最近は人の移動(異動)が多く、各地の習慣が持ち込まれているという点も背景にはあると思うのですが。また、主婦の立場からすれば、年中行事は堂々と出来合いの商品を買って帰ることが出来てありがたい、とも取れますが。
今年の気づきとしては、お子様・ご年配のお客様向けの商品が充実してきたなあと感じます。菓子・洋菓子メーカーは恵方巻きの代替に、細いロールケーキやコロンなどといった焼き菓子を売り出しています。いわしもすり身やハンバーグなどといった加工品の割合が増えています。いわしを焼くのは時間もかかるし、煙も気になります。いわしも最近はアメリカ産(太平洋)のものが多いですよね。バレンタイン商戦でも年々ようかんの売り上げが上昇しているそうです。
仕入れや販売の仕事を通じて、年中行事もまた、年々変化していることを実感しています。当日は3時に出勤して恵方巻き作りです。
<食ライフクリエイター 山本麗子>
2008.02.02 14:43:17
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