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札幌在住の中元紀絵です!
皆さんコーヒーはお好きですか。コーヒーを飲むときはカフェなどのコーヒーショップなどで飲まれるでしょうか。もしくは、豆を買ってきてご自分でドリップして楽しまれるでしょうか。コーヒーもいろいろなシーンで、飲まれていると思います。
いつもは北海道の旬のものをご紹介していますが今日は久々にコーヒー豆の焙煎をしてみましたので、こちらをご紹介したいと思います。
私たちが飲むコーヒーは、つぎのような過程を経ています。コーヒーの木に花を咲かせて実を成らせ、それを人間の加工技術によって種子を覆うパーチメントという膜を取り除きます。それから焙煎という作業を経て、ドリップなどによって皆さんの飲み物として提供されるという長い工程があります。(写真1 生豆)
(写真1 生豆)
焙煎という作業は以前主に大手コーヒーメーカーが施し、販売していましたが、最近は「自家焙煎」という表示のお店が多く目につくようになりました。 自分のお店で焙煎機を持ち、生豆を自ら焙煎してそのお店の特性を生かしてお客様に提供します。私も調べているうちに個人で楽しみ、試飲する目的でとうとう次の写真のような(写真2 ロースター1)コーヒーロースターを購入してしまい、もう何年か愛用しています。
(写真2 ロースター1)
だいたい豆の量や種類や焙煎の程度によりますが、この器具だと20分くらいかかります。家庭用なので業務用に比べると火力も弱いかと思いますが、私としては、これで充分美味しくいただくことができます。
写真は、エチオピア産モカシダモG2(エチオピアでG2は5段階中2番目のグレードで欠点豆が300グラム当たり4?12の良質のもの)という豆で深めの焙煎フレンチローストという2番目に深い焙煎したものです。(写真3 焙煎豆)
(写真3 焙煎豆)
やはりコーヒーは焙煎が命だと思います。(ドリップの技術もありますが)新しく焙煎したコーヒーを粉砕し、ドリッパーにセットし、お湯を注ぐとブワーッと面白いくらい膨らんでいくのが新鮮な焙煎豆です。なぜ膨らむかというと新しい焙煎豆には炭酸ガスが沢山含まれていて、時間が経つにつれてそれが減ってしまいます。
焙煎した豆はどんどん酸化が進みます。たとえ美味く焙煎できた豆も常温ではこの酸化を防ぐことができません。
冷凍をすることで酸化は防げるのですが、香りの方は冷凍期間が長いと少しずつ飛んでしまいます。
やはり、一番良い方法は、少しずつ飲みきるだけの量の豆を買ってくることでしょうか。大手コーヒーメーカーでは酸化を防ぐ加工をしたパッケージ技術も進んでいますので、焙煎した状態に近く保たれた商品も出ています。
コーヒーに含まれるカフェイン、タンニンなどといった主にカフェインは、中毒性がある等マイナスのイメージをお持ちの人もいるかもしれません。
しかし、リフレッシュ&リラックス効果があり、運動前後に飲むと基礎代謝率を上げ、新陳代謝を活発にして体温を上昇することにより運動機能があがり、脂肪の分解を促進するほか、エネルギーの代謝量を増加させることによりダイエット効果が期待できるとも言われています。
ただし、コーヒーに限らずどんなものもそうですが、飲むだけでは即ダイエットには至りません。それになんでも体に良いからといって過剰摂取をするとかえって逆効果の可能性もあります。何事もほどほどにです。
コーヒーは胃に悪いと思われがちですが、胃酸の分泌を促進する働きもあります。また、カフェインレスコーヒーでも、胃の粘膜を刺激するせいで、胃酸の分泌は変化がないようです。
コーヒーにはクロロゲン酸という成分も含まれていて、これは抗酸化作用があるとも言われています。
焙煎のお話に戻りますが、私がなぜ焙煎をするのかというと、自らが手間をかけて施したコーヒーがドリップした時にブワーッと膨らむ快感がたまらないからです。
<食ライフ・クリエイター 中元紀絵>
2007.05.22 09:15:19
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