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ブログ記事の投稿コメントから、カップやきそばに使ったお湯を東京では捨てますが、札幌では捨てずにスープとして飲むというのを初めて知りました。 こちら
お好み焼きを作りました。鉄板の上で丸いお好み焼きを焼いて、食べようとヘラでお好み焼きを切ろうとしたところ、その場にいた知り合いの一人から、私の切り方にクレームがつきました。彼は関西出身です。
こんがりとお好み焼きが焼き上がりました。4人いたので、4つに切りました。
切り方としては、中心から直径線をひくように4つに切りました。
すると知り合いから、
「おいおいそれはお好み焼きの切り方とちゃう。それは、ピザの切り方や」というクレーム。
お好み焼きは「タテタテヨコヨコに切るもんや。ピザカットではそもそも食べにくいやろ」
そういえば、大阪で以前食べたお好み焼きは「タテタテヨコヨコカット」だったことを思い出しました。 東京ではピザカットが一般的なのではないでしょうか。
また、東京では自分でお好み焼きを焼くのも楽しみの一つです。お好み焼きの材料の入ったカップを混ぜながら、混ぜ方について講釈したり、手際のよさを自慢をしているというのをよく見かけます。
しかし、大阪でお好み焼きを食べに行った時は、多くの場合お店の人が焼いてくれて、焼いた物を持ってきてくれるというスタイルが多かったような気がします。
そこで、いろいろと調べてみました。
「(お好み焼きは)海軍の乗組員がイタリアで食べたピザをイメージして作ったものが好評で、呉市に帰国、その後出身地の大阪府に戻って広めたという説もある」とウィキペディア百科事典に書いてありました。
この説から考えると、ピザカットこそが正当な切り方であり、タテタテヨコヨコは、本来の切り方ではないのではないかと早速くだんの知り合いに伝えました。
それに対して、「そもそもお好み焼きは、日本の仏事に由来する伝統文化食品である」とお好み焼きカット論からルーツ論まで二人の間で議論が盛り上がりました。
大阪の飲食店で、お好み焼き定食というのがありました。お好み焼きがごはんのりっぱなおかずになっていました。 どちらも主食じゃないの?
主食と副食で考えると、ラーメンライスというのがあります。東京でもあります。この場合は、ラーメンにスープが入っているから主食と副食として区別できます。
ヤキソバ定食というのもありましたが、これも野菜炒め定食の変形と考えるとまだ理解できます。
しかし、ごはんのおかずにお好み焼きとは、炭水化物ばかりで聞いただけでお腹と胸が一杯になりそうです。
札幌と東京のカップヤキソバや、大阪と東京のお好み焼きを見てみると、郷土料理の定義も一部変える必要があるかもしれません。
一般的に郷土料理の定義として
1.その土地の産物を使用して、その土地特有の料理方法で作られたもの
2.他の土地の材料を使うものの、その土地特有の料理方法で作られたもの
3.料理方法は特有ではないが、その土地の産物で作られたもの
の3種に区別されるといわれています。(調理用語辞典)
これに次の項目も付け加えた方がいいかもしれません。
「材料も調理方法もその土地特有のものではないが、食べ方がその土地特有のもの」
2007.05.04 09:57:57
| 食彩人
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