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今日から五月。しかもゴールデンウィークの真っ最中。この連休を思い切りエンジョイしている人も多いと思います。
このゴールデンウィークが終わると、そろそろ五月病(ごがつびょう)が現れはじめます。希望に燃えて、入学したり入社したけれど、どうも環境になじめない。やる気がでない。
五月病にかかったら、「カルシウムをしっかり摂りましょう」「タケノコごはんを食べましょう」といったようなアドバイスをみかけます。
でも、食事で五月病を治すというのはかなり無理があるのでは・・・
五月病(ごがつびょう)とは、「新年度の四月に入学あるいは入社した新人に、五月ごろになると現れる精神の不安定状態を言う語」(小学館 大辞泉から)です。
新しい環境に適応出来ない事に起因する精神的な症状の総称で、無気力、うつ状態、不安感、焦りなどが症状として現れます。五月の連休明けにこれらの症状が出ることが多いそうで、新入学新入社員に限らず、転勤や転属などで環境が変わった方も要注意です。しかし、新しい環境になじむには誰でも時間がかかるものです。
この対応策としては、なんといってもストレスをためないこと。自分なりのストレス発散を心がけることが大切と言われています。
五月病の改善策として食生活に気をつけるというのがあります。たしかに、食生活が乱れると気持ちが不安定となり五月病を引き起こす可能性は考えられます。
しかし、「五月病にはカルシウムを摂りましょう」とか「タケノコごはんを食べましょう」というのはちょっと違う気がするのですが・・・
「タケノコに含まれるチロシンという物質は炭水化物と一緒に摂取するとブドウ糖が効率よく脳に送られるため、五月病に有効です」
いずれも、管理栄養士さんのアドバイスで、インターネットなどでも紹介されています。
どこかのテレビの捏造番組ではありませんが、ちょっと冷静に考えれば、五月病を牛乳飲んで治せるなんてありえないと思いませんか?
ある都内の有名私立大学で一人暮らし応援キャンペーンというのをやっていて、学生に「手軽にできるお料理」という小冊子を配布しています。やはり食生活は基本ですからこういった取組みは非常に評価できます。
その小冊子をみると、一番初めに「献立の立て方5つのポイント」というのがありました。
この小冊子はこの大学の管理栄養士によって作成されています。
1.肉と野菜の組合せを
動物性食品と植物性食品の組合せを
2.色どりのよい料理を
自然の色のカラフルな野菜から作る料理を
3.よく煮たものと生のものの組合せを
シチューとサラダの組合せのようにお互いにおいしさを増すものです
4.牛乳と卵を忘れずに
牛乳や卵はそれ自身で高い栄養価を有しています。たんぱく質は魚や肉以上に良質です。
5.油は毎日とる
油をとることで、穀物の量も減り、胃拡張も防げます。
とありました。
戦後すぐに「栄養改善運動」というのがありました。上記はまさに、その時代の献立の立て方そのもののような気がします。
1から5までについてここでは、それぞれコメントしませんが、食生活に知識と関心が少しでもある方であれば、?(疑問符)が付くと思います。
学生に食生活の大切さを訴えるのは大切ですが、なにか五月病の食生活アドバイスと似たような感じがしますが・・・
2007.05.01 08:20:38
| 食彩人
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