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日本航空では、食事を楽しんでいただくために、ファーストクラスとビジネスクラスでは磁器を使っているそうです。
しかし、ここ数年、航空燃料の値上がりがあり、JALではB777クラスであれば1機あたり500kgを目標にダイエット中とのこと。だからこの磁器も軽量化に取り組んでいるとのこと。(2007年4月22日朝日新聞 be on Sunday)
そういえば、昨年10月にANAでも、航空燃料節約のため、荷物用コンテナの軽量化を進めているというニュースがありました。
ANAの場合、東京―サンフランシスコ間をこの軽量コンテナを使用することで、1,232kg軽量化がはかれ、その結果片道495リットル(ドラム缶2.5本分)の燃料が節約できる計算とのことでした。同時にそれは、1,220kgのCO2削減にもつながるそうです。
今回、JALではスプーンとフォークの厚さを0.2mm薄くして1本あたり約2グラムの減量。磁器も軽量の物を導入するなどこういったグラム単位の取組みで、JALグループ全体で7億円分の燃料を節約できるとのこと。
私たち乗客が1kg減量することで、B777に300名搭乗するとすれば、300kg軽量化が可能です。先の全日空の数字をもとに計算してみると、東京―サンフランシスコで120リットルの燃料が節約できることになります。
これから飛行機に乗る前にはトイレに行って、床屋に行って髪の毛を短くして、爪を切って乗るくらいの気持ちが必要かもしれません(笑)
さらに、減量することでメタボリック症候群が減り、医療費の高騰が抑えられるというメリットもあります。 長生きする老人が増えると、医療保険は減っても、介護保険の負担が増え、かえって財政的に厳しくなるという見方もありますが。 また、国民が減量を意識することで、食品特に嗜好品マーケットが縮小するということも考えられます。減量は景気を悪くするかもしれない。
一つの事象からさまざまなことを関連させ、発展させて考えるといろいろな考えが出てきます。このようにあれこれ発想を飛躍させて考えることが大切です。
私たちは、食品の安全や安心など食べるまでの部分には関心があります。口に入るまでに目を向けるのではなく、もっと広い視点で、自分たちのライフスタイルが食や世の中に対してどのような影響を与えているのかを考えるようにしたいものです。
「中村天風」風に言うと、
考え方が変わると行動が変わります。
行動が変わると習慣が変わります。
習慣が変わると人生が変わります。
人生が変わると運命が変わります。
だから、体重を1kg減らすことで、地球環境を改善するだけでなく、自分の運命も変わるかもしれません(?)
2007.04.23 21:54:57
| 食彩人
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