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中食を知ることは食育を考えること
 「中食」は「なかしょく」と読みます。
当社でも、これからの食生活のキーとして「中食」に注目し、2007年4月から「中食ビジネス創造研究会」をスタートさせました。

 「早寝・早起き・朝ごはん」ということが最近叫ばれています。これは、言い換えると生活習慣(ライフスタイル)を見直していこうというものです。そして、「中食」は私たちのライフスタイルと密接な関係があります。

 つまり、中食を知ることは、私たちのライフスタイルを考えることにつながります。

 農林水産省の農林水産関係用語集では「中食(なかしょく)」を次のように定義しています。

「レストラン等へ出かけて食事をする外食と、家庭内で手作り料理を食べる内食の中間にあって、市販の弁当や惣菜等、家庭外で調理・加工された食品を家庭や職場・学校・屋外等へ持って帰り、そのまま(調理過熱することなく)食事として食べられる状態に調理された日持ちのしない食品の総称」

 要は、飲食店で食事をするのが「外食」、家庭で食事を作って食事をするのが「内食」その中間の形態を「中食」といいます。具体的には、デパチカでお弁当や惣菜を買って家で食べる。ほかほか弁当を買って食べるといった形態です。

 いま私たちのライフスタイルや意識の変化が食生活に大きな影響を与えています。その変化に敏感に反応しているのが「中食」です。

 単身世帯や核家族世帯の増加(1975年単身世帯600万世帯、核家族世帯1,934万世帯、2004年には、単身世帯1,082万世帯、核家族世帯2,806万世帯 厚労省)によって、一人分の食事は手間もかかるし、無駄もでるために食事をあまり作らない。といって外食はお金がかかる。
 女性の社会進出(有職女性の増加やボランティア、サークル活動など)によって、食事を作る時間がなかなか取れなくなった。
 高学歴化により受験戦争の低年齢化から個食が傾向が強まることといった社会的な背景があります。
 その背景を受けて、夫婦間の役割分担の変化や家事の合理化(外部化)、消費傾向の変化(食費にお金をかけないで、海外旅行などにお金をかけるなど)がみられます。
 また、健康や、安全、安心、本物、グルメといった私たちの意識の変化も加わり、これまでの外食や内食のスタイルでは対応できずに、中食が注目をされる結果となっています。

 「中食」というと、単に持ち帰り弁当や惣菜というイメージですが、実はそうではありません。

 食事において「手作り」といった場合、どこまでが手作りでどこまでが加工食品なのかという線引きが極めて難しくなっています。
 内食といっても、実は中食の要素が極めて高いケースがあります。

 今日のおかずは「とんかつ」といった場合、とんかつそのものを惣菜店で買ってきて、キャベツだけ自分で千切りして沿える、あるいは、逆でとんかつは自分で揚げて、キャベツの千切りを買ってくる、衣がついた状態のとんかつを買ってきて家でそれを揚げる、逆に戸活にかけるソースを自分で作り、とんかつは市販の物を買ってくる。

   このような場合、どれが内食でどれが中食なのでしょうか?
外食も同様です。お客様に出す食事は、厨房でつくるのではなく、調理済みの業務用食品を使って、それを盛り付けるだけで提供する(最近のチェーン店はこの形が多いと思います)その場合も、形態は外食ですが、実は中食スタイルとなんら変わりありません。

 このように、私たちのライフスタイルが変化するのに合わせ、敏感に反応するのが「中食」です。
そこで、私たちは「中食」を農林水産省の定義での捉えかたでなく、「生活の」ととらえることと考えています。
 つまり、「中食」を考えることは、生活スタイル(ライフスタイル)を考えることです。
 食育は、まず自分たちの生活そのものを見つめること(生活習慣を考えること)から始めなければいけないと考えています。
 ですから、「中食」を考えることは、実は食育を考えることでもあります。


2007.04.20 09:00:47 | 食彩人 | コメント (0) | トラックバック (0)

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