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「大食い選手権」について
世界的食料問題の観点からみれば、宮沢千鈴さんの「ふと感じたこと」でのご意見は、まさにそのとおりだと思います。他人事ということだけではなく、日常の自分の食生活についても大いに考えさせられます。
どこの会社でも「懇親会」というものを行うことがあろうかと思いますが、私が勤務している会社でも大きな会議の後には「懇親会」が開催されます。
立食形式で軽く飲んで、食べながら、会議の感想や会議ではなかなか言えない本音トークなどで盛り上がり、それなりの意義はあるのですが、必ずといっていいほど大量の食べ残りが出ます。私の会社は「食」に関する仕事をしているというのに悲しい気持ちになります(以前、社長に懇親会で食べ物を残すことを恥じるべきだと意見したのですが、反応がありませんでした・・・)。
社内活動としてもっと大きな声をあげていかなければと思うところです。
さて、表題の「大食い選手権」についてですが、少し違う観点で自分の意見を書きたいと思います。
私があの番組をみて思うのは、「この人たち(参加者)、本当に食べることが好きなんだなあ」ということです。最後の方はさすがにつらそうでしたが、前半は見ていて気持ちいいほど、おいしそうに食べています。
ほとんどの参加者が「おいしい、おいしい」と口にします。また、食べ方も無駄がないというか、上手な食べ方をしているのではないかと思います。この人たちは普段の食事は、きれいに残さず食べているはずでしょうから、そういう意味では良い手本とも言えるのではないでしょうか。また、これだけ食べられるのは何より健康であることの証拠という気がします。
あと、これは私の勝手な想像(というか大きなお世話?)なんですが、今回の大会は女性の大会だったのですが、この手の番組が始まるまでは、この人たちは、女性として自分の好きな「食べる」ということが、人目を気にして満足にできなかったのではないか、または「食べる」ことでつらい思いをしてきたのではないか、なんてことまで思ったりもします。
それが参加者間同士の仲間意識の強さ=「友情」という形に現れているのではないかと思います。友達との約束のため嫌いなものを泣きながら食べるなんて、馬鹿みたいですけど、ちょっと感動しちゃいます。
テレビ番組なので、どうしても視聴率を意識せざるをえないのでしょうが、参加者の食に対するこだわりとか、思い入れみたいなものが紹介されると、また違った趣の番組になるのではないかと感じました。
<食ライフ・クリエイター 若山孝男>
2007.04.19 22:17:54
| 食彩人
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