彩りのある食や人生(食彩人)についての情報やビジネスのヒントなどを毎週更新します! |
|
|
みなさまからのコメントと トラックバックについて
個人情報の取り扱いについて
|
春告魚(はるつげうお)という言葉を知りませんでした。
「調理用語辞典」(社団法人全国調理師養成施設協会編)で調べたところ、春告魚(はるつげうお)はニシンのことと出ていました。
日本には、素敵な言葉がありますね。こういう言葉は大切にしていきたいものです。
因みに、俳句ではニシンは春の季語になっています。
春ですね。
北海道厚岸町でニシン漁が始まっているとのニュースがありました。
今年は例年より早く「春を告げる漁」が始まり、豊漁を期待しているとのことでした。
東京湾で越冬したアユが、多摩川をさかのぼり、上流で飛び跳ねる姿がみられるとのニュースもありました。
これも春の便りです。アユは因みに香魚(こうぎょ)と呼ばれています。これは、特有の香りがあるからだそうです。また、一年しか生きられないので「年魚(ねんぎょ)」とも呼ばれています。
旬の走り、旬の盛り、旬の名残(なごり)という言い方も好きです。
旬の走りは「初物」、旬の盛りはまさに盛りで、旬の名残はわかるなあ名残の気持ち。
また、一年待たないと食べられなくなるんだから。
しかし、物流や流通のシステムの発達によって、これらの言葉もあまり使われなくなりつつあります。
ホクホクのおイモ、お茶漬けをサラサラ食べる、お腹がぺこぺこという言葉ももっと使いたい言葉です。
こういう言葉をうまく使うことで、食の深みやおいしさを増すような気がします。
ただし、お寿司屋さんで、板前さんに(お寿司屋さんでは板前ではなく職人といいます)シャリ、あがり、ムラサキ、ガリ、片思い(アワビ)、づけ(マグロのしょうゆ漬け)と注文している人をみると、どうもおいしさを知っているとは思えないのですが。
食にまつわる言葉は数多くあって、大切にしていきたいものです。皆さんの好きな言葉があれば教えてください。
2007.04.12 23:05:35
| 食彩人
| コメント (0)
| トラックバック (0)
|
この記事のトラックバックURL |
http://shoku-labo.com/mt/mt-tb.cgi/788 |
|
|