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最近、首都圏の駅のキヨスクが閉まっている店が多いと感じませんか?新聞を買おうとおもったけれども、シャッターが閉まっている。
近頃はJRの駅だけでなく、私鉄の売店も午前中だけオープンして、あとは閉まっているというのも見かけます。
JRのキヨスクでは、4月2日現在180店舗が休業しているそうです。(朝日新聞朝刊4月8日)
実は、これも私たちのライフスタイルにも関係があるようです。
話は変わりますが、JR東日本では、駅売店の名称を2007年7月1日から「キヨスク」でなく「キオスク」に統一することになったそうです。(毎日新聞4月4日)
話はもどります。なぜ、180店舗も休業しているのか。
最大の理由は、人手不足。
キヨスクの販売員は、コンビニの店員と違い、職人芸に近いところがありました。電車の発車ベルが鳴っている中で、手早く商品を渡しお金を受け取り、おつりをわたす。そのため、商品の価格はしっかりと頭に入っていて、しかも暗算でおつりを出す。そのおつりの出し方もルールがある。
例えば、日経新聞140円を買います。200円を雑誌の上に置きました。普通であれば、その200円を受け取ってから60円のおつりを渡します。でも、キヨスクではこれではいけません。まず、60円のおつりを渡してから200円を回収する。そういった客と販売員の呼吸がありました。
なかなかこういったスタッフが集まりにくくなったといいます。
JRのキヨスクではSuica対応となったために、レジが変わりました。売り方が変わりました。
最近は、キヨスクに変わり、駅コンビニができています。さらに、キヨスクでの主力商品、タバコ、新聞、雑誌の売上げが傾向として落ちているそうです。
キヨスクを運営する東日本キヨスク株式会社では、キヨスクでの売上げが1988年は会社の売上げの95%であったのが、2006年には34%まで落ち込んでいるとのことです。(産経新聞4月5日)
その代わり、駅コンビニ部門の売上げが伸びているとのこと。
ここで見えてくるのが、私たちのライフスタイルの変化です。以前のサラリーマンは、ジャイアンツが勝つ(関西ではタイガースが勝つ)とスポーツ新聞を何誌か買う。ついでにタバコと週刊誌を買うという姿が見られました。
それが、小銭から電子マネー(SuicaやEdi)に、たばこを吸わなくなった、野球はあまり見ない、ニュースは携帯電話か山手線の車内で見るというように変わってきました。
一方で、エキナカで本格的なフランス料理は食べられる、惣菜は買える、焼き立てパンも買うことができる、メガネも作れる、話題のスイーツも食べることができる、髪の毛のカットもできる、エステもネイルケアもできる、マッサージを受けられる、子どもを預けられる、保険の見直しや各種手続きまでできます。
これらも私たちのライフスタイルの変化から来ています。
そのうち、住民票や戸籍謄本をとるといった行政サービスを受けたり、虫歯の治療や健康診断もエキナカでできるようになるかもしれません。
因みに、キヨスクでの売れ筋ベスト5(2007年2月実績)が出てました。
<新聞>
1位 日経新聞(朝刊) 2位 夕刊フジ(夕刊) 3位 日刊ゲンダイ(夕刊) 4位 日刊スポーツ(朝刊) 5位 東京スポーツ(夕刊)
<週刊誌>
1位 少年マガジン 2位 ヤングジャンプ 3位 少年ジャンプ 4位 ヤングマガジン 5位 週刊文春
<タバコ>
1位 マイルドセブンスーパーライト 2位 マイルドセブンライト 3位 セブンスター 4位 マイルドセブン
5位 キャスターマイルド
<ガム>
1位 ロッテキシリトール粒ライムミント 2位 ロッテACUOグリーンミント 3位キャドバリークロレッツXP粒オリジナル 4位 同クリアミント 5位 ロッテキシリトール粒フレッシュミント
<キャンディー>
1位 フリスクペパーミント 2位 同ペアミント 3位 ロッテのど飴 4位 龍角散のど飴 5位 アサヒフード ミンティアワイルド&クール
<飲料>
1位 クリスタル外ザー 2位 伊右衛門ホット345P角 3位 朝のオレホット 4位 午後の紅茶スペシャルミルクティー 5位 おーいお茶ホット
いずれも東日本キヨスクホームページから
2007.04.09 21:58:03
| 食彩人
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