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初めまして!北海道札幌市在住の中元紀絵といいます。
このような形で自分の記事を書くのは初めてですので、読みにくい表現等は皆さんの温かいお心で読んでくだされば幸いです。
どうぞよろしくお願い致します!
さて本題ですが、皆さんはお赤飯をどんな時に食べますか。 お祝いの時ですか。
皆さんにお赤飯にはどんなものが入っているかと質問すると、「小豆」と答えると思います。
なぜそんなことを聞くのだろうかとお思いでしょうが、我が家、北海道には2種類のお赤飯があるのです。
ちょうど先日のお彼岸にもち米があったので、お赤飯を作って職場に昼食として持っていったのですが、関西出身の同僚が私のお赤飯を見て、「何ですか?これは!?」と不思議そうに言いました。
「お赤飯に決まっているでしょ」と当たり前のように私は言いましたが、私が持ってきたようなお赤飯を、これまで見たことの無い人もいるのだということがわかりました。
その私のお赤飯には甘納豆が入っていたからです。甘納豆はご存知ですか。炊き上げた大正金時もしくは大納言に砂糖液に漬けたもので、仕上げにグラニュー糖をまぶしたものです。よく和菓子屋さんか菓子屋コーナーに売っていますよね。
このお赤飯の作り方は、洗ったもち米を食紅で、程よくピンク色に溶かした水に一晩漬けておき、蒸し器で蒸し、もち米が程よい硬さになったら最後にさっと洗った甘納豆を入れてほんの数秒蒸してできあがりです。食べると甘納豆の甘さから、お赤飯というよりお菓子を食べているといった感覚かもしれません。
いつから北海道でそのようなものができたのかはっきり私にはわかりませんが、北海道のある大学の家政科の先生が作ったことが始まりと聞いたことがあります。
甘納豆の原料の大正金時等の豆類は北海道の帯広地方で生産されます。 もしかしたら今流行りの「地産地消」が目的だったのかもしれませんが、そのあたりは定かではありません。
地元のスーパーに買い物に行くと、甘納豆入りのお赤飯がお惣菜コーナーに当たり前のように並んでいます。
では小豆のお赤飯はどうかというと、こちらも甘納豆入りのお赤飯と並んで販売されています。
ところで、小豆の入った「一般的なお赤飯」の作り方ですが、皆さんはどうされているでしょうか。
小豆のお赤飯も、最近はもう水煮されたお赤飯の素というものがあり、もち米と一緒に炊飯器に入れるだけという手軽なものも売っています。
我が家ではすでに亡くなった母方の祖父がお赤飯好きで、自らお赤飯を作るほどこだわりのある人でした。その関係で、我が家ではそんな(赤飯好きの)祖父をうならせるお赤飯を母が人から聞き作りました。
まず小豆を水に一晩漬けます。水分を吸った小豆を水をひたひたに入れ沸騰したら3分ほど煮て、その煮汁を一回捨てて、またひたひたに水を入れて、注し水をしながら茹でます。 ある程度指で押して柔らかくなったら茹で汁と豆を分けます。その茹で汁は捨てずに、洗ったもち米の着色に使います。
水に漬けたもち米に煮汁を入れて一晩漬けておきます。そのもち米を蒸し器で蒸しもち米がまだ少し硬いときに小豆を入れてさらにもち米が柔らかくなるまで蒸します。
祖父も食紅で色をつけて作っていたのですが、小豆の煮汁で色をつけたお赤飯に、祖父は豆本来の味がするとたいそう喜び、我が家では「おじいちゃんのお赤飯」として作っています。
右が食紅を使わない小豆の赤飯 左が甘納豆の赤飯
そこでハレとケのハレなのですが一般的にお赤飯はハレ(お祝い事)の食物と皆さんは認識していると思います。
我が家ではお赤飯を、今も故祖父が戻ってきているのではないか思うお盆やお彼岸、そして祖父の命日に作って仏前に供えたりしています。
お盆、お彼岸、命日はハレではないと思うかもしれませんが、私はハレとは、その家のライフスタイルによってさまざまでいいと思います。故人が亡くなった直後は悲しみでありハレではありませんが、年数が過ぎて故人がご仏様として戻ってくるようなお盆やお彼岸に、私たちとご先祖様との唯一の接点であると考えれば「ハレ」なのではないかと思います。
といったお赤飯に関するお話でしたが、私の姪が美味しそうにお赤飯を食べているのを見ていると、この子達にもぜひきちんとしたお赤飯を伝えていきたいと思います。
私は蒸し器を使いますが、慣れない場合は炊飯器のほうが失敗は少ないと思いますので(北海道式なのでしょうか?)、皆さんもぜひ機会があったら作ってみてください。
初めの話に戻ります。 職場では2種類の好み合戦で盛り上がっていました。そんな論議を聞いていて、皆お赤飯が思った以上に好きなんだということが分かり面白かったです。
もし北海道以外のお住まいの方で甘納豆入りのお赤飯を召し上がるという方がいらっしゃったら教えてくだされば幸いです。

※写真は姪です。この映像では隣の犬(丸印の中)は一見平静を装っていますが、姪のこぼしたものをいつも狙っています。
<食ライフ・クリエイター 中元紀絵>
2007.04.09 17:42:27
| 食彩人
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