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テーブルコーディネーションということをよく聞きます。テーブルコーディネーターというと何か食に関して花形の職業というイメージがあります。
昨日、都内で開催されているダイニングスタイルコンテストというのに出かけてきました。売り場演出部門とテーブルコーディネート部門の二部門がありました。 いずれの部門も、参加者が投票をして、最優秀作品を決めるというものです。
テーブルコーディネート部門ではテーブルコーディネーターが演出した優秀作品8候補がありました。
ダイニングテーブルの上に、食器やナプキンなどをコーディネートしたものです。
しかし、どの作品も私にとっては、首を傾げてしまうものばかりでした。
今回のテーブルコーディネートコンテストで首を傾げてしまった理由は、どの作品も素敵にテーブルを飾っているのですが、そこには、食べるというシーンが見えないということです。
カラフルな食器がカラーコーディネートされているのですが、その派手な色や柄のプレートにはどんな料理を盛り付けたらおいしくいただけるのでしょうか? あの色のスープボウルにコンソメやポタージュなど私の知る限りのあらゆるスープを連想し、何を入れたとしたらおいしく感じるのか想像してみましたが、結局答えが出ませんでした。どれをいれてもまずそうというのが答えです。
しかし、ボウルとプレートの配色はピッタリです。
燭台(ろうそくたて)をテーブルの真ん中に配置してある作品がありました。その燭台のおかげで、向かいの人の顔がよく見えない。中世のお城のダイニングならいざ知らず、3LDKのマンションのダイニングでローソクに火をつけて食事をすることで、煙や匂いはどうなるのでしょう。
花をテーブルに配している作品もありました。花の香りは素敵ですが、料理の匂いを邪魔しないでしょうか?そして花粉の処理もできていないのも気になりました。
今回作品は撮影禁止でしたので、写真でお見せできないのが残念ですが、テーブルコーディネーションとは本来食事をおいしくいただくもののためなのではないでしょうか?
今回優秀作品としてノミネートされてるのは、いずれも食事をする場面が連想できません。
テーブルコーディネートというよりも、テーブルアートといった方がいいかもしれません。それであれば今回の作品もよく理解できますし、最優秀作品を選ぶこともできます。
食器は食材や料理をよりおいしくいただくため盛り上げる脇役です。毎回、テーブルコーディネートの作品を見るたびに、何か違和感を感じています。
2007.04.06 09:51:48
| 食彩人
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