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先日、あるドラッグストアのリニューアルオープンの様子を見学させていただきました。150坪ほどの店舗で、社員や取引先の応援方が翌日朝のオープンに向けて忙しく商品陳列をしていました。
今回ご案内いただいた、そのドラッグストアの社員の方から「この店の商品は世界一」という話を聞きました。確かに「世界一」かもしれません。
このお店で取り扱うアイテム数は、20,000に及ぶそうです。そして、そのどれをとっても世界一の商品だというのです。説明を聞いて納得しました。
今回ご案内してくれたのは、ドラッグストアの経営本部の方です。その方は、バイオテクノロジーの博士号を持ち、大手化学品メーカーの研究員からこのドラッグストアに転職してきたという異色の方です。
その方に言わせるとこの店舗にある商品はどれも世界一のものばかりだといいます。永年、研究室で商品作りに専念してきた経験から、商品作りの苦労やむずかしさを誰よりも経験してきたといいます。店頭においてあるシャンプーやリンス、化粧品などどの商品を一つとっても、制約された範囲の中で(販売価格やセールスポイントなど)開発を担当した人たちは、No.1を獲りたいと情熱と知恵と涙とそれこそ血を注ぎ込んで作ったものばかりといいます。
そして、たぶん開発した人たちは、開発した商品を自分の子どものようにおもい、値段、品質、パッケージ、物流体制などどれをとっても世界レベルであると話されていました。つまり、店頭に20,000アイテムあれば、20,000のNo.1があるとのことです。それは、日本のものづくりのレベルは世界一であるとのことからきているそうです。
このドラッグストアのような売る側が、これら一つ一つの商品の開発の意義や、背景などを知ることで、開発者に代わってお客様にしっかりとお渡しすることができる。少なくとも商品を粗雑に扱ったり商品の入ったケースを踏み台にするなどはもってのほかと感じるはずですとのことです。
自分が開発担当であっただけに、自分自身が経験した商品開発の苦労を販売スタッフにいつも研修で話をしているそうです。
その結果、商品を大切に扱う、お客様に手にとってもらうだけでうれしく感じ、接客態度も変わるという効果もあったそうです。
私も勉強になりました。
2007.02.15 20:55:20
| 食彩人
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