「保育園落ちた。日本死ね」という匿名ブログが国会の委員会でも取り上げられました。
共感するママたちや、匿名なので信ぴょう性に疑いがあるなどさまざまな意見がネット上で買わされています。
今回は、この匿名コメントについてどうこうということではありません。
ネットでは、偏った意見でも集団になってくると大きな力を持つということについてとりあげます。
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「サイバーカスケード」という言葉があります。
偏向なものも含めて、ある意見や考え方などインターネット上に掲載されたものに共感をする。
すると、共感する人たちが徐々にそのネット上に集まってきて同種の人ばかりが集まってくる。
すると、反対の意見や違った意見を持った人々を排斥するようになる。
こういった流れを「サイバーカスケード」と呼びます。
今回の「保育園落ちた・・・」という意見が悪いとか偏向していると言っているわけではありません。
同じような考え方の人が集まることで、自分たちこそが正しいと思いこんでしまう。そして、同種以外の人を排斥をはじめる。
一種の群集心理のようですね。
ヨーロッパに起きている移民の排斥や、アメリカの大統領選挙で過激な発言をする候補に人気が集まるなど似たようなことかもしれません。
常に広い視野を持つことが大事ですね。