ヒソヒソ話はなぜか真実に聞こえてしまう。
そんな心理的な傾向があります。
さらに、そのヒソヒソ話を偶然耳に挟んだような状況であれば、さらに真実味が沸いてくる。
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「ここだけの話だけど、Aさん近いうちに関連会社に飛ばされるそうだよ」
廊下の隅でそっとBさんが私に教えてくれました。
それを聞いただけで「Aさんは、関連会社に飛ばされる」ということをほぼ100%信じてしまう傾向にあります。
たまたま廊下を歩いていたら、BさんとCさんがヒソヒソと話をしていました。その話の内容が私の耳に入ってきました。「どうもAさんは、関連会社にとばされるらしい」。
このような状態では「Aさんが関連会社に異動になる」は、100%どころではなく、120%真実に思えてくる。
かつ「『異動』でなく『飛ばされる』いうことは、何かのペナルティーがあったんだ」とこれまた120%真実に感じてしまう。
このようにヒソヒソ話では、それを偶然聞いた人が真実が語られていると思いこむ傾向があります。
他人に聞かれたくない話は、声が小さくなったり、信頼できるごく少ない人数にしか話をしないという先入観が働きます。
そのためヒソヒソ話を聞くと、それが真実かどうかと疑う気持ちが失いがちになります。
上記の話もここだけの話としてくださいね。