病気で入院していた友人から教えてもらいました。
ある大学病院に入院していたのですが、入院病棟のナースステーション横に張り紙があったそうです。
その張り紙に書いてあった言葉が、
「比べないと楽になる」
なぜ、こんな言葉が病院に掲示してあるのかは不明です。
しかし、よく考えると現代社会は「比較」が生活の基本になっています。
そしてその「比較」こそが、ストレスを現代人が感じる原因となっているのではないでしょうか?
もちろん、「比較」によってモチベーションがアップすることも否定しません。
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「自分を他人と比較する」。
これは、多くの人が子供のころから経験しているのではないですか?
成績が良い悪い、足が速い遅い、入学した学校の偏差値の高低など、何かにつけて比べられる。
そこから、優越感や劣等感が起きる、
会社の規模や年収、仕事の内容など他人と自分を比べて気になってしまう。
たとえ一流企業に入ったとしても、今度は社内で成果主義が多くの「比較」を生む。
こういった「比較」によって優越感に感じてさらに頑張ろうと思う反面、「ストレス」を感じる方も多いのではないでしょうか。
比較対象は他人だけではありません。
「自分自身」との比較もあります。
「以前は階段を使って歩いていたのに、今はエスカレーターかエレベーターを使ってしまう。年齢のせいかな」
「ここ数年いつも営業成績でトップを走っていたが、今年度は3位だった。」
3位でもすばらしいのに、トップを取っていた自分と比較してスランプに陥る。
そんな経験ありませんか。
そこで、先ほどの言葉が出てきます。
「比べないと楽になる」
しかし、何かと比べてしまうというのは習慣になっていてなかなか難しいですよね。
「自分は自分」、「今の自分が本当の自分」と考えられるようになりたいものです。