東京オリンピックに向けて「おもてなし」という言葉が巷に溢れています。
「おもてなし」は、「接客」「サービス」と似ていますが、私の理解では、相手に対する気持ちや心の部分が重要だと感じます。
もうひとつ。この「おもてなし」は「する方」からの一方通行ではなく「される方」の気遣いがあって完結します。
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先日、「箸道を通じて学ぶビジネスマンのための日本食講座」というのに参加しました。
「おもてなし」というと、飲食店であれば、料理人や接客担当が対象のようですが、それは違います。おもてなしを受ける方も大事です。
たとえば料理にはメッセージがある。秋であれば秋が旬の食材を使い、盛り付けにも秋らしさが出る。それを受ける側がしっかり感じ取れるかどうか。
感じ取れることにより、感謝の気持ちや感動がうまれます。
この料理の食べ方がよくわからないときは、素直に聞く。すると、仲居さんが教えてくれる。もし、仲居さんもわからなければわかる人に聴いてお客様にお伝えする。
これによって、お客様だけでなく仲居さんも新しい発見ができ、つぎにつながる。
まさにお客が店を育てることにもつながります。
そんなことをあらためて感じた講座でした。
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