ある本を買おうか買うまいか迷っていました。
ちょっと値が張るので、図書館で借りるかな?
でも予約して手元に来るのがいつになるのかわからない。
そこで、ネット書店でその本をクリックし、意を決して「買い物かご」に入れました。
すると・・・
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「この本を買われる時には、こちらの解説本も合わせて買われる方が多いです」
というメッセージ。こちらの本の価格は、意を決して買った本の半額以下。
それも「買い物かご」に入れて買ってしまいました。
これは、「テンション・リダクション効果」という心理手法。
たとえば、新しいスマホを買うか買うまいか迷っているとします。
今の携帯もまだ使えるけどスマホもほしい。
しかし、値段も高い。
うーん、どうしよう。
この状態はまさに緊張状態(テンション)。
「よし、買うぞ」と意を決して買った瞬間、その緊張感から解放されます(リダクション)。
一種の放心状態。
その状態(放心状態)の時に、「こんなのもおすすめですよ」と付属品やアクセサリーを紹介されると買ってしまうというものです。
わかっているにもかかわらず、またまたマーケティングの餌食となりました。