安全保障関連法案について、マスコミ各社は世論調査を実施。
同じような質問なのに、どうして結果が違ってくるのでしょう。
たとえば、毎日新聞社 安保法案に賛成29% 反対58%
一方産経新聞社では安保法案に賛成(必要だ)49% 反対(不必要)43.8%
毎日新聞社の調査では反対が上回り、産経新聞社の調査では賛成が上回る。
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質問の表現の仕方に注目。質問で答えが変わってきます。
毎日新聞社の質問は
「政府与党は、集団的自衛権の行使など、自衛隊の海外での活動を広げる安全保障関連法案を今国会に提出しています。あなたはこの法案に賛成ですか、反対ですか?」
産経新聞社の質問は
「日本の平和と安全を維持するために、安保関連法案の成立は必要だと思いますか?」
毎日新聞社の質問を読むと、「自衛隊を海外に展開する」ということに対して賛成か反対かと受け取れます。一方、産経新聞社は「日本の平和と安全を守ること」が必要か必要でないかと受け取れます。
世論調査も意図的に誘導が可能ということですね。