人をその気にさせる言葉の使い方 (2012.11.28)
衆院選の各党のマニュフェスト、選挙公約が出始めました。
そもそも、「マニュフェスト」と「選挙公約」という言い方は、何か中身が違うのでしょうか?
それを見ていると、わかったようなわからないような言葉だらけです。
結局何を言いたいの?
と聴きたくなる。
部下が上司に 「新規顧客をどんどん開拓します」という。
あるいは、上司が部下に「新規顧客開拓を最優先してどんどん開拓しろ」という。
なんとなく気持はわかりますが、これで上司があるいは部下が自分と同じように動けるのでしょうか?
同じように動くためには、具体的な言葉が必要です。
「新規営業で、一日30件訪問する」
「新規顧客開拓のため、一日50件電話をする」
このように言えば、動き方が明確になります。
今回の衆院選のマニュフェストあるいは選挙公約で多様されていることば。
・早期に実現します
・適正化を確保します
・発展をめざします
・導入を検討します
・しっかりと対処します
結局「すぐにはやりません」ということですね。