講演などが終了して「せっかくなので講師の先生に何か質問ありますか?」と司会者が聞きます。
すると質問ではなく、延々と自説を述べる人がいますよね。困ったもんです。
一方、「質問ありますか?」と聞いても誰も手を上げない。見かねて司会者が何か質問する。
こんなこともあります。
講演に限らず、普段の会議などの中でも同じような状況が良くあります。
人の話は聞かずに一方的にまくしたてる人。会議の席だ一言も発しない人。
あなたが議事の進行役ならどうします?
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質問の方法には大きく分けて二つあります。
一つは、質問されたほうが自由に話せること。英語で言えば、5W1Hのような質問です。
たとえば、「今朝の朝ごはんは何を食べましたか?」
この場合、答える方が自由に話ができます。
場合によっては、朝食のメニューから発展して、自分の料理自慢まで及んでしまうこともあります。
もう一つは、英語でたとえれば、YesかNoで答える質問方法です。
たとえば、「今朝、朝ごはんは食べましたか?」
これに対しては、「はい」か「いいえ」で答えることになります。
前者をオープンクエスチョン、後者をクローズドクエスチョンと言います。
前者は、話の主導権を質問されたほうが持ちます。
後者は、話の主導権は質問者側にあります。
どのように質問するかで会議をどう進められるのか決まってきます。
会議で言葉をなかなk発しない人には、後者の「はい」か「いいえ」の質問をして、その後前者の質問をする。
逆に、この人に質問したら演説になりそう?と感じたら、「はい」か「いいえ」で答えさせる。
そんなやり方はどうでしょうか?
ただし、前者でも答えは「はい」「いいえ」のように一つしかない場合もあります。
たとえば、「あなたの名前を教えてください?」
いろいろ試してみてください。