国を二分する大議論に発展したTPP問題。
先週後半から、報道されなくなりました。参加しないと亡国、参加すると亡国と、明日の日本が存続するかしないかといった議論はどこへいったのでしょう?
いまこそ議論すべき時だと思いますが、マスコミももう熱がさめちゃったのでしょうか。
TPP米国陰謀説、日本の農業が壊滅的打撃、医療保険制度の崩壊、一方で、自由貿易枠から外れることこそ日本崩壊、そんな大激論があったのがウソのようです。
当然、政府や関係者の間では引き続き議論されているのでしょうが、一般国民はTPP議論あったなあという感じに受け取れます。
それよりも、今は、読売巨人軍の「清武の乱」の方がテレビにも新聞にも大きく取り上げられています。
視聴者受けしそうな話題だけを追いかけているような気がするのは私だけでしょうか。
ですから、最近はテレビも見なくなりました。新聞は読むようにしていますが、どちらかというと批判的に新聞記事を受け取ることの方が多い気がします。
TPP参加の是非にもどりますが、私個人としては、日本はTPPに参加をすべきと考えます。
そして、参加する前提で、譲れるもの譲れないものなどを明確化することこそ、重要だと考えます。
だからこそ、今、国を二分するような議論が必要だと思います。
TPPに反対する人の中には、政府の交渉力を懸念して反対という人もいます。
そうであれば、こちら側の主張をより明確にすることこそ、交渉力を高めることになるでしょう。
誰のため、何のために交渉するのか。
具体論をもっともっと戦わせるべきだと考えます。
そして、テレビや新聞はしっかりと議論の内容や経過を伝えていただきたい。
そう望んでいます。