問題です。
「リンゴとミカンどちらがおいしいでしょうか?」
答えられませんよね。
「リンゴとミカンどちらがお好きですか?」であれば嗜好を聞かれているので答えられます。
リンゴとミカンは別のもので一緒に比べるのには無理があります。
論点がかみ合っていません。昨日の国会の参考人招致もこんな感じでしたね。
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昨日の国会の参考人招致、与党側と野党側からそれぞれ専門家の意見が述べられました。
与党側は、日本を取り巻く環境が変わる中で安保法制は必要。
野党側は、安保法制は憲法に違反している。立憲主義に反しているから安保法制は不要。
まさにリンゴとミカン状態。
リンゴが好きな人はリンゴと言うし、ミカンが好きな人はミカンと答える。
議論をするのであれば、「立憲主義に基づくと安保法制は違憲。だから憲法を改正する」
それについて賛成か反対かということですよね。
なぜか意見を聴いていてもすっきりしない理由はこんなところから来ているのかも。