今回はちょっとかたいお話ですみません。
口蹄疫(こうていえき)という病気が宮崎県で確認されました。5月7日の時点で35例が疑いありと報告されています。
口蹄疫とは、豚や牛、鹿、羊、ヤギなどの偶蹄類の伝染病です。
口蹄疫はウィルスによるもので、感染力が極めて強く、感染すると口や蹄に水ほうができたり、多量のよだれを出す、発熱や食欲不振などの症状が出るとのこと。 感染の疑いありとされると殺処分されます。発生農場から半径10km以内の偶蹄類の移動禁止処置等が取られます。
このため感染した肉や牛乳が市場に出回ることはありません。また、万が一それらを食べたとしてもヒトには感染する恐れはないそうです。
ただし、前述の通り感染力が強いので、飼育農家にとっては大変な事態です。すでに、5月6日までに45,000頭の豚と牛が殺処分の対象となったと報告が出ています。
狂牛病(BSE)と違ってヒトへの感染の可能性が低いせいかあまりニュースにはなっていません。
農水省のサイトにも現場での取材は、病気のまん延させる可能性があるので慎むよう要請が出ています。
その関係なのかもしれませんがほとんど報道されていません。
感染ルートはまだ解明されていませんが、海外からのお土産や、郵便物などにウィルスがついていてそれで感染することもあるようです。
そのため、畜舎への出入りはかならず消毒をし、外部の人間は中にいれないなどの対策が取られます。
農水省から疑いのある豚や牛の口蹄疫発生情報がプレスリリースとして配信されているのですが、それこそ毎日発表されています。
こちらをどうぞ