塩の業界団体が塩の表示についての自主ルールを決めました。そして、2010年4月21日までに商品の包装や広告がそのルールに切り替わります。
知っていましたか? 実は「赤穂の天塩」「伯方の塩」の原料は輸入塩です。
商品名が日本の地名なので日本製の塩が原料と誤解していませんでしたか?
自主ルールでは、「天然塩」「自然塩」という表示も禁止されます。
「天然や自然」というのが誤解を招きます。
これまでのいわゆる「自然塩」は、輸入の塩ににがりを加えて作られています。
「赤穂」「伯方」と地名がついているのでその土地で生産された塩のようですが、実はオーストラリアやメキシコからの塩が原料になっています。
消費者に誤解を与えるということで、今後は原料原産地も表示されます。
これまでの「自然塩」と呼ばれるものは、原料塩ににがり(塩化マグネシウム)を加えて生産されていました。
にがりを加えることで、ミネラル分が加わります。しかし、ごく微量です。
にもかかわらず健康ブームやグルメブームを背景に、これまでは「ミネラル豊富」という表現もありました。
今後はこのミネラル豊富というのも誤解を招くので表示できなくなります。
この表示の自主ルールも「やっと」という感じです。