「朝バナナ」「バナナダイエット」でバナナの品薄状態が続いています。
私は、バナナが大好きですが、これほどまでに品薄状態になるとは予測もしていませんでした。日本人は、「ダイエット」の五文字には弱いようです。
バナナ業界としてもホクホクかもしれませんが、これまでのココアや寒天、納豆のブームとその後を考えると手放しで喜んで入られないようです。
あるある大事典で「納豆ダイエット」データ捏造事件から、この手の「○○ダイエット」「○○は体に良い」といったものに日本人は懲りたと思っていたのですが、ダイエットという五文字には弱いようです。
1963年にバナナは輸入自由化されました。私の子どもの頃は、ミカンの缶詰とならんでバナナは超高級品で、病気にならないと食べられない憧れの果物でした。アメ横では、バナナの叩き売り(頭に手ぬぐいを巻いたお兄さんおじさんがセリのようにして販売する)をよく見かけました。
日本のバナナは台湾、エクアドル、フィリピンなどがから輸入されていますが、現在は、フィリピン産が輸入量の約80%を占めているそうです。そういえば、最近はエクアドル産というのはあまり見ない気がします。
一般的にバナナは収穫後に防腐剤などの農薬が使われ、残留農薬の危険性を言われます。ですから、バナナも端の方は食べないようにするという人も私の周りに結構います。
さて、このバナナの品薄ですが一体いつまで続くのでしょうか。
バナナダイエットのブームだけではなく、最近は、原油高で潤う中東の各国の果物需要が増しているとのことで、日本も水産物と同じく「買い負け」が始まっているといわれています。
そうなるとバナナダイエットブームが去っても、品薄状態は解消しないかもしれません。
バナナ大好き人間としては心配です。
因みに私は、ここ三十年以上毎朝バナナを食べています。
しかし、いっこうにダイエット効果はありません。