太田農相がテレビ番組で、食品の安全対策に関して「日本は安全なんだけれど、消費者がやかましいから徹底する」という発言がありました。
当然ながら野党は、失言として追及する姿勢を示しています。
自民党の麻生幹事長は、「方言」ということで農相を擁護する発言をしていますが、同じ与党でも消費者の立場に立つことになる野田消費者相はそのまま擁護というわけにはいかないようです。
麻生幹事長は「やかましい」とは『詳しい』という意味だ。特に関西以西の人は『やかましい』という。たとえば『あの人はワインにやかましい』というのはワインについてよく知っているという意味だ」と、今回の発言内容は、「方言」の違いであると擁護しています。
野田消費者相は「日本の大臣であれば、日本の北から南までみんなが理解する日本語をつかわなければならない」との発言がありました。
確かに。国会議員の言っていることが訳がわからないのでは話になりません。
消費者相というぐらいですから、消費者の立場に立たなければならない。しかし、その前に自民党に所属しているということで、擁護なのか批判なのかよくわからない微妙な発言になったのかもしれません。
立場が違うと微妙にならざるを得ないのですね。