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食品産業の提携、合併、買収の嵐
 昨日、モスバーガーとダスキンが運営するミスタードーナッツが資本・業務提携するというニュースがありました。
このところ、食品産業の資本提携、業務提携、合併、買収などが盛んです。なぜ、今なのでしょうか?
 それは、日本人の胃袋が小さくなるからです。

 今回のモスバーガーとミスタードーナッツの資本、業務提携のほか、この一年間で、キリンビールのメルシャン子会社化、アサヒビールがカゴメに、味の素がヤマキに出資し、カルピスを子会社化、ゼンショーがサンデーサンを子会社化し、カッパクリエイトに出資、山崎製パンが不二家に出資し、ドトールコーヒーと日本レストランシステムが経営統合、サントリーがトンカツ惣菜の「まい泉」を子会社化するなど提携、合併、買収のニュースがありました。
 それぞれ、経営危機で救済のためということではなく、各社とも実績を出している状態での提携や合併です。
 この理由は日本人の胃袋が小さくなることが原因と思われます。

 日本人の胃袋が小さくなるとは、日本人が小食になるということではありません。確かに小食になれば、食料自給率も上がるかもしれませんし、メタボ対策にもなり、結果として医療費も下がるかもしれませんが・・・
この、日本人の胃袋が小さくなるとは、少子高齢化による人口減がこれからの食品産業を大きく変化させるということです。つまり、胃袋が小さくなるとは、食品産業のマーケットが小さくなるということです。
 
 食品産業の市場規模は 1998年度が93.1兆円あったものが、2005年度には85.4兆円とこの7年間で8兆円も減少しています。(農水省のデータから)
今後高齢化することで食品消費量が減り、人口減に向かうことで市場規模はますます小さくなります。 これまでと同じような市場規模を前提とした商品、サービス内容では将来対応できないということから、規模や業種を拡大することで対応していこうというものと思われます。
人口減による市場規模の縮小は食品産業に限ったことではなく様々な分野でも予測されています。

 中国製食品の安全性問題から、日本の食料自給率39%(カロリーベース)を高くすることや、国産品回帰の要望が強くなっています。しかしながら、現実問題として国産品が供給できる体制にないという事実もあります。  農業就業人口をみると、65歳以上が占める割合が59%となっており、供給再度でもここ数年以内に確実に高齢化することで供給量が減ります。食品産業の労働力も外国人だよりです。
 原油価格や原材料費の値上げで日本の食料確保の脆弱さも再認識させられました。
 残留農薬だけでなく、私たちの「食」を総点検する必要があります。


2008.02.22 07:44:04 | 食彩人 | コメント (0) | トラックバック (0)

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