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タイトルにある「足立区、文科省に反旗」とは、問題になった「学力テスト」のことではありません。
学校給食の話です。学校給食法施行規則で「ミルク」があるものを給食と定義していて、文科省は「牛乳なしの献立は認めない」(学校健康教育課)という姿勢です。
足立区は来年度からこの国の基準をはなれ、独自の基準作りを進めるとのこと(読売新聞11月17日夕刊)
「牛乳なしの献立は給食としてみとめない」というのは、改めて考えるとすごい話です。
足立区は、区内の学校で年30万本以上の牛乳が捨てられるなど大量の食べ残しが出る現状に、[自由な発想で子どもがおいしく食べられる献立を]ということで独自の規準を作るとのことです。
確か、足立区は給食費の未納率が全国でも上位で、その影響もあるのかもしれません。
この理由は、国の基準に縛られ(熱量や栄養素の)数字合わせに陥っている現状があるといいます。
週3回ある米飯の日にも、牛乳を出さなければならないという国の基準です。
個人的にはごはんに牛乳はちょと・・・
米飯であれば牛乳の代わりにやはり温かいみそ汁だし、お茶かな。カルシウムなどの栄養素は小魚など他の食品でカバーするほうが自然だと思うのですが。
この足立区の姿勢に専門家も大きく賛否が割れているそうです。
反対派は、子どもの好き嫌いにあわせて献立をつくったら、偏食を助長するという意見です。
賛成派は、今の給食の食品構成は、はじめに牛乳ありきの発想がありゆがんでいる。数字合わせのために「うどんとパンと牛乳」という変な献立も登場していると指摘しています。
皆さんはどう考えますか?
読売新聞の記事の中に次のような記載がありました。これには、あきれてしまいます。
文科省のコメント
「給食には、必要な栄養素をとるだけでなく、子どもの偏食をなくしたり、正しい食文化を伝えたりする目的がある。牛乳をなくすのは論外だが、その他の食品についても、子どもが食べないからという理由で構成を大きく変えるのは遺憾だ」
「ごはんにみそ汁」でなく、「ごはんに牛乳」がなぜ食文化を伝えることになるのかよくわかりません。
2007.11.20 21:55:08
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