英国の高級陶磁器の老舗ウェッジウッドが経営破たんというニュースが流れました。昨年後半からは、何があってもおかしくない状況です。
さて、2009年はどうなるのでしょうか?
結論から言います。
それはNobody knows.です。
しかし、一つだけいえることがあります。それは、消費者の見る目が今まで以上に厳しくなるであろうということです。
落語家の桂文珍師匠が元旦に新聞でつぎのようなことを語っていました。
「世間が冷え込んでいるのは悲観論を唱えている方が賢く見えるから」
確かに、楽観論を唱えると脳天気といわれそうです。
マスコミもどうも悲観論ばかり取り上げているような気がします。
さて、2009年はどうなるのでしょうか?
世間が冷え込んでいることで、消費者は強くなっていると思います。
強くなるとは、生きるということに真剣になるということ。
つまり、お金の使い方や生き方をなにかしら考えるようになっているということ。そうなるとマーケットを見る目が違ってきます。
まず、安いとか高いというモノサシが厳しくなる。企業の考え方などがマーケットに大きな影響を持つ。不祥事を起こすような企業はマーケットから確実に排除されていきます。
ただ安いだけではなく、そこに本物がなければ2009年は生き残れない。そんな気がします。
この本物とは、原理原則ともいえます。ものづくりは作り手の気持ちが入った物をつくる。サービスは当たり前のことを手を抜かずにやる。
これが本物だと思います。
「2009年はどうなる」ではなく、「2009年をどうする」ということが大切ですね。