このところ、1日になると、「今月から値上げするもの」というリストが新聞紙上やニュースで取り上げられます。もう恒例行事のようになっています。
月末になるとガソリンスタンドに列が出来る、スーパーにお客様が殺到するそんな光景も当たり前になるかもしれません。
まさに「毎月1日は値上げの日」となってしまいました。
そして、「FFインフレ」という言葉を知りました。
この「FFインフレ」なんとかならないのでしょうか。
今日7月1日も値上げのするものがたくさんあります。
朝日新聞朝刊(2008年7月1日)によると、
電気料金、ガス料金、ガソリン、航空運賃、野菜・果汁飲料、食用油、ちくわなど練り製品、キャンディー、マヨネーズ、マーガリン、ソース、ウィスキー、ブランデー、生めん、食器、写真印画紙、肥料、自動車保険など続々と値上げです。
肥料などはなんと平均で60%の値上げ。これでは、自給率を上げるどころでなく、農業も続けられなくなることも考えられます。
2008年6月29日付け朝日新聞社説に「FFインフレ 景気の悪化を心配する」というのがありました。
このFFインフレとは、原油(燃料=fuel)と穀物(食糧=food)の高騰によるインフレとのこと。
FFインフレは世界的な問題で、今月開催される洞爺湖サミットでも重要課題として取り上げられます。
値上げがあっても、賃金がそれに見合った伸びがありません。そのため、消費者の買い控えが強くなり、企業側としてもなかなかコストに反映しにくい中での値上げです。
私たちも防衛策としてこれまで以上にチラシをみて安いときに買いだめをしておくあるいは、PB商品を買う、少しでも安い店に行くというように財布のヒモがきつくなりつつあります。
FFインフレはまだまだ続くのでしょうか。