以前にもここで、「ビジネススタイル大変革期」として取り上げましたが、やはり今、世の中大きく変わりつつあります。
それを実感しています。
実感をしているものの、いったい何から何へ変わっているのかがさっぱり自分自身でも見えません。
でも、確実に世の中のパラダイムそのものが変わりつつあると感じています。というよりも確信を持ってそう感じます。
時代の変化ということでは、幕末から明治期、昭和20年の敗戦を言われます。
しかし、個人的には今の方がより大きな変わり方をしている気がします。
もちろん自分では経験していないので、歴史の本から得た知識が基本になっています。
幕末から明治にかけても、敗戦後について大きく変わりましたが、今の変化との違いは、それらが目で見える形で進んでいるかどうかという点です。
私は、一年前まではフェイスブックというものを名前は聞いたことがあっても、全く内容については知りませんでした。しかし、今では、フェイスブック上で友人ができ、情報をいただき、仕事を頂戴することもあります。 これまではまずはお会いしてからメールのやり取りをするというのが普通の形でしたが、
今は、ネット上で知り合い、相互に理解してから実際に会うという形も出てきました。
相手のことは良くわかっているのですが、「はじめまして」と実際に会ってあいさつすることが良くあります。スマートフォンやタブレットの普及、パソコンの浸透が、情報の入り方に大きな変化をもたらしていることは確かです。
その結果、世の中のパラダイムが大きく変わりつつあります。しかし、それらがなかなか目には見えないのであまり気づきません。 変化は確実に来ています。
さらに、3.11の大震災で、それらに加え、日本人の意識も変わりつつあります。「絆」という言葉が良く使われますが、人と人との結びつきの大切さに多くの日本人が感じ始めた。
そんな感じがしています。
じゃ何がどう変わりつつあるの?
そう聞かれても、答えられません。
衆議院や日本大使館、軍事産業企業へのサイバー攻撃を受けました。 これまで国防というと、武力で語られていましたが、違う形で国防が侵されています。
読書の秋ですが、本や新聞や雑誌をとってみても変化が見られます。電子化され、いつでもどこでも入手が可能です。
さらに、このことで、少なくとも新聞社、専売所、本屋さん、製紙メーカー、本の取次、それらに宣伝を出していた企業など何らかの影響も出ているはずです。
デモや集会も組織力がなくても、口コミで人を集めることができ、それがまた大きな政治的パワーにもつながっています。中東では、それが国家を倒すまでになっています。同時に、マスコミの情報も、これまでは報道としてそのまま受け取っていましたが、欲しい情報が欲しい時に簡単に入手できることから、今は、(報道されている内容が)本当はどうなのかと疑いの目を持つようになりました。
世の中の流れに全くついていけていないなというのを感じます。
と同時にこれらの一連の流れに対して、何か危うさも感じています。