「主婦有美子の食育日記91」
今年もいよいよ残すところ2日となりました。
大晦日はお雑煮の準備で台所に入りっぱなしになります。
我が家のお雑煮は、私の実家のもので、鰹のだしにしょう油味の澄まし汁に、大根、人参、牛蒡、せり、ちくわ、さつま揚げ、なると、鶏肉、凍み豆腐、こんにゃく、いくらと、海のもの山のものがたっぷり入ってとっても具沢山です。お餅は四角いものを焼いてから入れます。野菜は千切りにしてさっと茹で、さつま揚げ、凍み豆腐、こんにゃくは短冊切りにしますが、これらを3日分準備しておくので、大晦日はひたすら包丁片手に千切りにはげみます(笑)
せりは仕上げに、いくらはお椀によそった後でも、先に鍋にいれてしまってもどちらでも良いみたい。
これだけでも十分お腹いっぱいになりますが、さらにもうひとつあんこもちも出てきます。お汁粉のように汁っぽくなく、あんこのように固くはなく、濃厚なおしるこ?(ちょっとへんな表現ですが)といった感じでしょうか。
「お雑煮とあんこもち」。今まで当たり前だと思っていたのですが、夫のところでは食べないらしい・・・調べてみると、仙台あたりでそのような食べ方をするようです。
ちなみに私の両親は仙台ではなく、福島県出身ですが、昔からお雑煮とあんこもちは出ていたそうです。
ところ変われば、味も具材もお餅の形まで変わっちゃうほど、日本には沢山の種類のお雑煮があります。毎年、我が家のお雑煮を作りながら、ぜひよそのご家庭のお雑煮も食べてみたいとこの時期になると思います。
<食と生活ラボ・きゃりあ塾 加納有美子>