光背効果とはハロー効果ともいいます。このハローとは、太陽や月の光背。よくキリストや仏像の頭の後ろから出ている後光がまさにハローです。
東大を首席で卒業と聞くと、それだけで信用があって立派な人格ではないかと思ってしまう。
実家は田園調布と聞くと、きっと大金持ちに違いないと思ってしまう。
こういった、本来なら本人自体とは関係のない事柄が人の印象に影響を与えることを光背効果と言います。
箸使いや食事のいただき方はまさに光背効果が支配してます。
グルメ番組でタレントが食事をするシーンがありますが、その時の箸の持ち方や食べ方がすごく目立ちます。
特に箸の持ち方が変だと、本人が「おいしーい」と言っても、テレビのこちらで見ている私から見ると「おいしそうに見えない」むしろ「まずそうに見える」
また箸使いの悪いタレントさんはあまり育ちがよくなかったのかな、性格は本当はいい加減かもしれないと感じてしまいます。
まさにこれが光背効果(ハロー効果)
本人自体に関係のないところで勝手に本人像が形成されてしまう。
気をつけなければいけないのは、逆のケースもあるということです。自分が人に不快感を与えるような食べ方をしていると、人格まで疑われるということです。
話が変わりますが、ある本で次のようなものを読みました。
何の本だか全く覚えていないので、もし、読んだ経験のある方は教えてください。
アメリカの陪審制度による判決の調査で、美人の被告と感じの悪い被告では、判決は美人の方が軽くなる傾向にあるとのこと。あれだけ笑顔が素敵ならこころから悪いことをしたのではないのではないかという光背効果がそこにはあるようです。
ただし、ある罪状はその逆とか。感じの悪い方が美人よりも軽くなる傾向にあるとのこと。
その罪状とは、「詐欺」だそうです。
なんとなくわかる気がするな。