綯う(なう)とは大辞林によると、「糸や藁(わら)などをより合わせる。より合わせて一本の紐(ひも)や縄を作る。よる。あざなう」と書いてありました。
先日秋田県の名物稲庭うどんをいただきました。
そこには、「手綯うどん」と書いてありました。
小麦を練り、延ばし、切るというのはどのうどんの製造も一緒です。さらに、綱を綯う(なう)ように両手でうどんを一本一本綯っていくそうで、これが稲庭うどんの独特の製法だそうです。
手間暇かけて作られているんですね。
私達は食べるのは一瞬ですが、その裏にはこうした手間暇がたくさん凝縮されています。そういうのを尻だけでも食事がおいしくなります。
素晴らしい日本語と食文化をあらためて見直しました。