オーストラリア Food Letter 7通目
<Australia での食・Australiaから見た日本の食>
オーストラリアの広告を見ていると面白い調理機器に目が留まりました。
水谷かや子
前回の炊飯事情に引き続き、興味深いことを発見したので今回もお米関連でレポートします。
「プロのようにお寿司を作ろう」といったサブタイトルで見慣れない筒状の写真が調理器具屋さんの広告に載っていました。
詳細を読んでみると「この機械はとても簡単に使え、シェフのようなお寿司が作れます」と書かれています。
日本でも業務用シャリ形成機などはありますよね。
でも、ここオーストラリアでは手軽に食べられる海苔巻型が好まれているからか、このお寿司メーカーは海苔巻が手軽に作れるといったものです。
どうやら筒から押し出す仕組みになっているようですが具材や海苔はどのように入れるのか見当もつきません。
巻き簾でさっと巻いてしまった方が早いような気もしますが、これは日本人の感覚なのでしょうね。
値段の方は、日本円で1900円ほど。円高ですので見当つきにくいですが、エビの皮むき器やケーキやパウンドケーキの型が日本円で約639円、子ども用のステンレスの水筒が日本円で約1279円と比較すると、このお寿司メーカーは決して安いお買い物ではないでしょう。
ちなみに巻き簾は普通のスーパーのアジア食品コーナーで手に入ります。
そして、寿司職人のことは『寿司シェフ』と呼んでいます。
こんなにもお寿司がオーストラリアに浸透している事は日本人として誇らしくもあり、嬉しいですね。
水谷かや子