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「かきもち」と「せんべい」
 「しるこ」と「ぜんざい」、「そうめん」と「ひやむぎ」、「ピラフ」と「チャーハン」、「ビスケット」と「クッキー」、そして「かきもち」と「せんべい」この違いわかります?
わかっているようないないような・・・

 今回は、「かきもち」と「せんべい」の違いについて、東京・九段の一口坂にあるかきもちの老舗「さかぐち」の店主坂口芳治さんにお話を伺ってきました。

●「かきもち」と「せんべい」の違い
 見た目は似ていますが、違いは原料の違いだそうです。「かきもち」はもち米、そして「せんべい」はうるち米が原料。
さらに、「かきもち」のうち小さく細かい物を「あられ」と呼ぶそうです。写真は、さかぐちの人気商品一口あられ「吹き寄せ」

一口あられ (2).jpg
(一口あられ)

さかぐちの店主坂口芳治さんからいろいろとウンチクをお伺いしました。写真

坂口社長.jpg
(さかぐち店主 坂口芳治さん)

●かきもち(せんべい)の食べ方
 特に食べ方はないそうですが、手で口に入るサイズに割ってから食べるようにとのことでした。これは、歯で噛み切るように食べると歯が欠けてしまう可能性があるからだそうです。歯は口の中の物を噛むのもので、手でかきもち(せんべい)を持って口で割るように食べると、歯をいためる可能性があるそうです。

●硬さ
 最近、若いお母さんから「子どもに食べさせたいので柔らかいものを下さい」といわれることが多いそうです。しかし、店主の坂口さんに言わせると逆だろうとのことでした。「子どもだからこそ硬い物を食べさせて顎や歯を強くするべき」とのことでした。
確かに、世の中は、ソフトブームでおせんべいもスナック的なソフトのものが好評のようで、硬いものは敬遠気味だそうです。確かに最近は食パンの耳もソフトタイプになって物足りない気がしています。

●香りと音
 人が何かを食べている匂いというのは、あまりいい気持ちがしませんが、かきもち(せんべい)は人が食べている匂いが香りとして感じる数少ない食べ物とのことでした。また、人が何かを食べている音も不快ですが、おせんべいの音は不快に感じない。かきもち(せんべい)の特徴です。

●ビールの友
 ビールを飲むとトイレが近くなりますが、かきもち(せんべい)をひとつ食べておくと不思議とトイレに行かなくなるとのことです。これは、坂口さんの実体験から来ているといいます。だまされたと思ってやってみてくださいとのことでした。

●おいしさの条件
 かきもちのおいしさの条件は、材料・干し方・焼き方で決まるそうです。そして、なんといってもおいしいのは、焼きたてのものだそうです。ですから焼いてからできるだけ早く食べることがおいしくいただく秘訣だそうです。

●九段一口坂「さかぐち」(詳細は「こちら」)のこだわり
 一店主義でここでしか買うことができないということを売りにしています。この理由は、かきもちもせんべいも鮮度が大切なので、他への出店すると、どうしてもその鮮度管理がむずかしくなるからとのこと。これまで、多くのところから出店要請が来ているそうですがすべて断っているとのことでした。
 現在、「さかぐち」では早く食べていただくために賞味期限2ヶ月として販売しているそうです。賞味期限表示が義務付けられる前は、すべての商品に連番をつけて管理をしていたとのことで、もしお客様からクレームが来た場合でも、その番号を聞くことで、いつ製造し販売するかがわかるように管理をされていました。商品へのこだわりが理解できます。
 営業は口コミだけ。店舗の紙袋にも見える場所には店名や店の所在地などが書かれていません。(写真)
(「さかぐち」の袋は、マニアの間では、ブランドバッグになっています。

紙袋.jpg
(さかぐちの紙袋)

坂口芳治様、ご協力ありがとうございました。


2007.10.17 23:15:32 | 食彩人 | コメント (1) | トラックバック (0)

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この記事へみなさまからのコメント

こんにちは、出身が三番町なので坂口さんのおせんべいは子供のころからよくいただいていました。他のおせんべいもおいしいですが、やっぱり坂口さんのは違うと今でも時々買いに走ります。少し離れている所に引っ越してしまったので近くにお店があればなあと思っていましたが、ご主人のこだわりがおいしさの秘密なんですね。やっぱりまた買いに行きます。このまま味を守ってください。


2008.02.29 18:33:36 | あっこ



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