フォルクスワーゲン社が排出ガス規制をクリアするための装置を取り付けていたということで、問題になっています。対象となる車は1100万台、場合によっては2兆円規模の制裁金も課される可能性があると報道されています。
そういえば、日本でも同じような指摘が石原都知事時代にあったのを思い出しました。
ディーゼルエンジンの大型トラックやバスの排出ガス規制の時のことです。
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確か、似たようなことがあったな程度は覚えていましたが、どんなことだったかすっかり忘れてしまっていたのであらためて調べてみました。
そうそう「ディフィート・デバイス」でした。
こちらをご参照ください。
「ディフィート・デバイス」は無効化機能と訳されています。
排出ガス規制に適合しているものの、実際の走行時には窒素酸化物が大量に排出される自動車が持っている機能で、まさに問題になっているフォルクスワーゲンと同じです。
日本で、もしこういう車が見つかったとしても、罰則規定がないんですね。
これもはじめて知りました。
便利さや我々にとって都合の良いことを追求していくと、やはりどこかにひずみが来ますね。