「消費者庁は3月1日に日用品大手のライオンの飲料について誇大表示にあたるとして再発防止を求める勧告を出した」(朝日新聞 2016年3月2日朝刊) という報道がありました。
「薬に頼らず血圧対策」という広告が誇大表示にあたるとのこと。
たしかに、薬を飲まなくても、この飲料を飲んでいれば(薬と同じ効果で)血圧が正常になると理解してしまいます。
ウソはついていないのですが、勝手に相手が違って理解してしまう、そんなものを身の回りでよく見かけます。
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「消防署の方から来ました。消火器のご案内です」
これはよくある悪徳商法の一つ。かたり商法と言われるもの。「消防署の方」と言われると、「消防署の人」と勝手に思ってしまう。
Yシャツに「Fabric made in Japan」のタグ。
日本製の衣類かな? 生地は日本製で、縫製はどこかの国かもしれません。
「コシヒカリ純米クッキー」
コシヒカリが原料で「純米」とあるので、コシヒカリ100%の米粉?と思ってしまう。でも実際は0.004%しか使用していない。
「砂糖不使用」
でも、人工甘味料は使用している。
たしかに提供側はウソはついていません。勝手に受け手側が間違った理解をしてしまう。
気をつけましょうね。