会議参加の人数が多ければ多いほど、会議の参加者は「だんまり」を決め込むのでしょう。
結局、声の大きい人、役職の上の人が発言して会議終了。
その結果、会議というよりも講演会になってしまう。
こんな会議の経験ありませんか?
心理では「リンゲルマン効果」と呼んでいます。
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意見があっても人前で自分の意見をいう勇気がない。発言のチャンスをなかなかつかめない。
結局は、「自分が言わなくても誰かが言ってくれるだろう」ということに落ち着いてしまう。
これを「リンゲルマン効果」といいます。 別名「社会的手抜き」。
他の例をあげます。道で誰かがしゃがみこんでいる。「大丈夫かな?」と思っても声をかけられずに通り過ぎる。 「自分が声をかけなくても、きっと他の誰かが声をかけるだろう」という姿勢になってしまう。
会議の進行役で意見を広く求めなければならないときは、このリンゲルマン効果を意識して、話しやすい環境づくりが必要です。
もうひとつ大事なことは、発言のあった意見に対して、頭から否定をしないこと。
否定をすることで、ますます発言を控える結果となります。