「いい大学をでると幸せになれる」と考える小学生(調査対象5年生)が78%。
これは、ベネッセ教育総合研究所が1月28日に発表した数字です。
「将来、一流の会社に入り、一流の仕事につきたい」についても、小学5年生 71%、中学2年生 58%、高校2年生 63%とのこと。(調査対象合計9,726人)
一流の大学を出られた方、教えてください。幸せになれますか?
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「いい大学を出れば幸せになれる」 たしかにその通りかもしれないし、そうでないかもしれない。
ここでの問題は、自分自身について語っていないということ。
言い換えると、自分がどうしたいか何をしたいかではなく、いい大学、一流の会社、一流の仕事が自分を幸せにしてくれると考えていることですね。つまり、他人が何か自分にしてくれると考えているところが問題です。
子どもたちにそう考えさせてしまわせる背景は何でしょう。
「幸せ」とは何? 「一流の仕事」とはどんな仕事なんでしょう。
保護者が子供たちに日々うるさく言っているのでしょうか。「しっかり勉強して、一流大学に入りなさい」
私の出身校は一流大学に入るのかどうかわかりません。
会社は、規模からすると超零細企業です。
しかし、仕事は一流のことをやっている、やらなければいけないと常に思っています。
確かに、モノやお金では苦労していますが、それもまた「幸せ」を感じている要素の一つでもあります。
この調査結果を見ながらそんなことを感じました。