2017年4月の消費税10%増税にともなって「軽減税率」をどうするか与党内で議論になっています。
そういえば、心理学で「社会的ジレンマ」というのがあったなと思いだしました。
個人の利益と社会の利益が相反するというものです。
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軽減税率となれば、消費者は助かります。個人にとってはプラスの要素。
しかし、一方軽減税率によって税収が減り、社会全体の利益が減る。社会にとってはマイナスの要素となる。
「社会的ジレンマ」でよく事例として引き合いに出るのが駅前の自転車。
駅前に自転車をとめると改札に近くて個人としては便利。
しかし、みんながみんなそのようにしたら、駅前は自転車だらけで通行の妨げとなってしまう。個人の便利が社会の不都合を招く。
さて、そもそも増税もそうですね。増税は個人にとってはしない方がいいですが、社会にとっては、入ってくるものを増やすことでさまざまな社会的な活動費に充てることができる。
ただし、税金が無駄に使われないという前提条件付きですが。