最近、「第4次産業革命」という言葉をいろいろなところで目にします。 雑誌の特集であったり、書籍であったり、新聞記事、メルマガなど。
第1次産業革命は蒸気機関
第2次産業革命は電力
第3次産業革命はコンピューター
と言われています。
それでは、第4次産業革命とは一体なんでしょう?
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第4次産業革命は、IoT(アイ・オー・ティー)がもたらすと言われています。
このIoTとはInternet of Thingsの頭文字をとったもの。モノのインターネットと呼ばれています。
モノとモノとが、インターネットでつながれている。
第1次から第3次までの産業革命は、人がその中心にいました。
生産力を向上させる、大量生産をする、生産の効率化を図るなどがこれまでの産業革命。
今回はモノとモノ。M2M(Machine to Machine) のようなものとも言えるかもしれません。
身の回りにあるあらゆるものにセンサーが組み込まれていて、それが直接インターネットにつながっている。
このIoTで一体何がどうなるのでしょうか?
第4次産業革命がもたらす衝撃としてつぎの4つを週刊ダイヤモンド(10月3日号)が紹介していました。
・第1の衝撃:製造業のサービス業化
モノをつくって製品を売るから製品にサービスやソフトを付加してサービス業化が進む
・第2の衝撃:ボーダーレス化・リアルタイム化
インターネットでつながることで物理的な距離や時間に縛られずにサービスが提供できる
・第3の衝撃:需要と供給の最適化
相手が今欲しいと思うものを今提供できる
・第4の衝撃:大量生産からカスタマイズ生産へ
あたかも大量生産のようにカスタマイズ製品ができる
あなたが車を買おうとします。さまざまなオプションをスマホで選んで生産の指示を出すと
大量生産のラインの中で、あなたのためのカスタマイズされた製品が生産される。
さらに、納車の後スマホのアプリを使って、機能の追加や様々なバージョンアップやサービスの提供を受けることができる。わざわざ修理工場に行かなくても、その場で機能変更ができる。
IoTについて知れば知るほどまさに「産業革命」を感じます。
今でもスマホのアプリを使えば、物を買うことはもちろん、レストランや乗り物の予約や、パソコンの仕様カスタマイズ化の指示までできます。決済もでき、配送の状況も確認できる。
一体世の中どのようになっていくのでしょうか?