道教の思想の中に「不完全の美学」というのがあります。
不完全であるからこそ完全に向って無限の可能性がある。
虚(無)であるから無限の可能性がある。
今日は哲学的なことから始めさせていただきました。
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「間」という言葉があります。
「話の間」というと、話している中で無言になる時間。
「間」と同じような働きとして、「のりしろ、余白、あそび」というのがあります。
あってもなくてもよさそうですが、実はこれがあることで大きな可能性や、完全に向けて無限の可能性が出てくる。
余裕の「余」もそうですね。
時間に追われ、やるべきことに追われがちな日々ですが、自分を少し見直して、「間、のりしろ、余白、あそび」を意識したいと思います。
それがないと人間的に成長しませんね。
そんなことを感じました。
実は、これは今日見たNHKテレビ講座「岡倉天心著 茶の本」に出てきた話でした。