D.カーネギーのリーダー論
書棚にあった本を引き出して読みなおしました。
2000年9月に発刊された本ですが、いまでも十分に説得力があります。
この本の帯に、「カーネギー精神による永遠のリーダー論」とありましたが、
まさに「永遠」を感じさせました。
今から10数年前に読んだ時と、今とは書かれている内容の受け止め方も違っています。
当時の立場や環境と現在では違うため、求めていることも感じることも違うのは当然です。
しかし、今読んでも新鮮なインパクトを与えてくれています。
今回特に印象に残ったところをいくつかご紹介します。
●「人が何かをやり遂げようという気を起こすのは、自分がこの組織の重要な一員であると感じる場合だけである」
(注:アンダーラインは牟田が引いたもの)
アンダーラインの部分は、言い換えると「それ以外に方法はない」と言いきっています。
まさに、そうだなと感じます。
●「各国民はそれぞれ自分達が他の国民より優れていると思っています。それが愛国主義と戦争を育むのです」
今世界で起きているさまざまな国家間や宗教間の紛争や摩擦は、まさにここから来ているんだなと再認識しました。